モノクロの世界で歌を詠むことで、記憶と想いを共鳴させることに成功したソラたち。

記憶の共鳴により少し元気を取り戻した彼らは、「もっとお互いに記憶を共鳴させてみよう」と、自分の記憶についてお互いに話し始めました。

善通寺や五重塔、木熊野神社、大楠、五岳山、讃岐宮のお祭り、万燈みたままつり…

それぞれが知る「ぜんつうじ」の記憶はどれもすばらしいものばかり。

「ぴ?」

しかし、ソラとカイトとマオは一生懸命に話をしますが、なかなか記憶は共鳴しません。

そこで、表情や身振り手振りなどの仕草、声のトーンを使い、その時の情景が浮かぶように工夫をしながら話をしてみることにしました。

工夫して話したことで、より鮮明に伝わって、記憶がさらに共鳴をし、ソラやカイト、男の子だけでなくその周りまでカラフルになりはじめました。